福岡県／光明禅寺

枯山水のお庭で心を鎮める／光明禅寺

太宰府天満宮の程近くにある「光明禅寺」。
ここは、枯山水式の庭園で、紅葉の名所としても知られるところ。






園内の紅葉が色付く季節を迎えると、
そのしっとりとした佇まいを見せる庭園は、
多くの人の目を楽しませてくれる。






人の多さと裏腹に、縁側に座り庭を眺める人々は寡黙で、なお重厚な風情を漂わせる。

光明禅寺は、鎌倉時代中期に建立された臨済宗の禅寺で、華美な装飾が一切施されていない質実な造りのお寺。

裏庭は、山を借景に、苔で陸を、白砂で大海を表した「一滴海の庭」。
水を用いず、石組みを主体に、その流れや自然を表現する枯山水式の庭園だ。




庭園に生える苔の種類は凡そ５０種。
紅葉は樹齢400年のものもあり、時の流れが造りだす趣に溢れている。

白砂は水紋を描き、大海の流れを表している。
紅葉の季節も良いけれど、冬枯れの庭に凛と漂う風格はまた格別。

　　　　　

部屋の暗さとの対比も素晴らしく、
色の乏しい世界に苔の緑が美しく映える。

　　　　　　

前庭の「仏光石庭」は、15個の石を光の文字に配した石庭で、裏庭とはまた違う姿で目を楽しませてくれる。

■■光明禅寺へのアクセス■■

◎博多駅から

福岡市営地下鉄または西鉄バスで「天神」へ。
天神から西鉄電車大牟田線に乗車、「西鉄二日市」で太宰府線へ乗換え、「太宰府」駅下車。
太宰府天満宮参道を天満宮方面へ歩き、突き当りを右折した正面（徒歩１０分）。

西鉄電車（大牟田線、太宰府線）HP


■■入場料■■

入口にあるお賽銭箱への心付け


■■特産品■■

太宰府天満宮参道にある梅が枝餅。
出来立てが美味。


■■宿泊■■

西鉄大牟田線の発着点である天神のホテルへの宿泊が便利。
近くに、二日市温泉もある。


 
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（最終Update：2007.04.21）